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大手パソコン通信PC-VANで、1988年09月13日に日本初のコンピュータ・ウイルスが発見された。
1988年8月下旬、PC-VAN(現BIGLOBE)の事務局は、電子掲示板に意味不明の文字列が書き込まれたまま長期間放置されているのを発見し、その書き込みのIDの人に「一般の人に読めないものは書き込まないでください。」との注意のメールを送った。
この手の書き込みは春ごろから時々あったもののすぐ消去されていたので、事務局では仲間内のゲームか何かのデータの交換ではないかと判断していた。
しかし今回はずっと消されないままになっていたため、注意のメールを送った。
しかし、注意のメールを受け取った会員はそんな書き込みをした覚えはないと言った。同様の注意のメールを受け取った会員数人と事務局との間で情報交換がなされた結果「これはウィルスのしわざでした」と事務局は会員に通知することとなった。この情報を1988年09月13日に一般の人々も知った。
1988年10月22日には、富士通系列のソフトウェア会社「群馬富士通」でPOS開発用のコンピュータ5台にウィルスが侵入し、データを破壊した。結局犯人は特定できていない。
また、コンピュータウイルスを自分で作って、日本で最初に逮捕されたのは、京都府警ハイテク犯罪対策室等が2008年01月24日に、大阪府泉佐野市の24歳大阪電気通信大学大学院修士課程1年生の中辻正人容疑者を、公衆送信権侵害などの著作権法違反容疑で逮捕した。
中辻正人容疑者は「ウイルスを自ら作った」ことを認めている。
調べによると、中辻容疑者は2007年10月から11月にかけてアニメーション作品「CLANNAD(クラナド)」の画像をパソコンに取り込んで、文字を書き込んだり、ウイルスを組み込んで改変し、更にファイル交換ソフトの「Winny(ウィニー)」を使って不特定多数のユーザーがダウンロードできるようにしたとされている。
1983-11-10---初めて「ウイルス(virus)」という用語を使った。